【作例】気軽に使える万能レンズ E 18-135mm F3.5-5.6 OSS使用レビュー SEL18135

中古で手に入れたα6000用にと、E 18-135mm F3.5-5.6 OSSを購入しました。

試し撮りがてら近所をふらっとしてきましたので、作例を交えつつ使用感などについて紹介していきたいと思います。

掲載している写真はすべてE 18-135mm F3.5-5.6 OSSで撮影したものです。

E 18-135mm F3.5-5.6 OSSの特徴

スペック

レンズ構成枚数12群16枚
画角 (APS-C)76°-12°
開放F値3.5-5.6
最小絞り3.5-5.6
最短撮影距離0.45m
絞り羽根枚数7枚 (円形絞り)
最大撮影倍率0.29倍
最大径 × 長さ67.2 x 88
重量325g

長所

  • 7.5倍の高倍率なズーム比率
  • 開放から良好な中央画質
  • 高速で静粛なAF
  • 小型軽量

短所

  • テレ端での周辺画質
  • 明るくない開放F値

購入した理由

現在、α7Ⅲとα6000の二台体制で撮影を楽しんでいます。α7Ⅲは単焦点レンズのみで運用していて、手持ちのズームレンズはα6000のキットレンズPZ16-50のみ。

PZ16-50は小型軽量な所は魅力なんてすが、どうにも写りが今一歩で、メインのα7Ⅲに比べあまりに貧弱な写り。

その差を少しでも埋めることと、どうしても単焦点だけでは対応できない場面をカバーするため、画質のアップグレードも含めてα6000用の標準レンズ選びをはじめました。

候補は3本

主な用途はスナップ撮影で、候補としては以下の3本。

  • Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS
  • E PZ 18-105mm F4 G OSS
  • E 18-135mm F3.5-5.6 OSS

Eマウントの標準レンズで、まず候補に上がるのがE 16-70mm F4 ZA OSS。16mm始まりかつF4通しというスペックに、高い描写性能が加わった非常に人気の高いレンズです。ただし価格は若干高めな所が玉にキズ。自分のお財布事情では、APS-Cの標準ズームに7万円は正直言ってちょっとは厳しい。

E PZ 18-105 F4 G ossはズーム倍率もそこそこ高く、こちらもF4通しでおまけに電動ズーム付き。価格も3本の中で一番リーズナブルで動画にも使いやすいということでかなり心惹かれたのですが、若干大きくコンパクトさに欠けることが気にかかりました。

最後に残ったE 18-135mm F3.5-5.6 OSSは、3本の中で唯一F値が変動するレンズです。F値自体も暗く平凡なスペックなんですが、比較した中で最も広いズームレンジはスナップ撮影において非常に魅力的。

f値が暗めな所は気になりますが、ボケ量を重視した撮影はフルサイズにまかせればよいですし、それよりも気軽にパシャッと撮ることができるスタイルが理想。最終的に価格、大きさ重さ、ズームレンジのバランスの良さに惹かれE 18-135mm F3.5-5.6 OSSを購入しました。

良いところ

とにかく便利

まず声を大にして言いたいのは「とにかく便利!」って言うこと。

35mm換算で約27mm~200mmという非常に広い範囲をカバーしていますので、ちょっとした撮影ならほぼこれ1本で撮影することができるのはただただ便利。

今までは画質と明るさ重視で単焦点レンズを使っていたのですが、やはり単焦点だけでは画角の調整ができず、泣く泣く諦めていたような場面でもさっと切り取ることができるのは高倍率ズームだからこそですね。

画質ももちろん大事なんですが、撮りたいと思ったその時に自由にフレーミングできる自由度の高さはすごく大きなメリットてす。

普段単焦点レンズしか使って来なかった身としては、こんな当たり前のことがものすごく新鮮でした。

よく写る

ズームレンズが便利なことは頭では分かっていたのですが、やはりどこかで画質に妥協したくない気持ちがあって、これまでずっと単焦点にこだわってきました。

だからという訳でもないのですが、今まではズーム倍率の高いレンズにあまりよいイメージを持っていなかった(主に画質面で)のがホントのところ。

そんな先入観もあってそれほど期待もせず撮影へと持ち出してみたのですが、帰って画像を確認してみると思いの外しっかりとした写りにビックリ。

開放F値に関しては完全に廉価レンズのそれなんですけど、中心部なんかは開放から解像・コントラスト高く、だいたい一段も絞れば周辺部も必要十分な画質。

スペック的に平凡な少し暗めのF値も、パンフォーカス気味で撮るスナップなら大きな問題ではなくって。

2〜3倍程度のズームレンズならよく写るのも当然といった感じですが、7.5倍のズームレンジでこれだけしっかり写るのには感心しきりでした。キットレンズとは次元が違う描写ですね。

まだ1度使っただけなのてすが、すっかり高倍率ズームへのイメージが変わってしまいました。なんでも使ってみなきゃ分かんないもんですね。

軽いって素晴らしい

個人的にレンズを購入する判断基準として、大きなウエイトを占めるのがレンズの重量と大きさです。

α7Ⅲでフルサイズデビューした時なんかは「いい写真が撮れるなら重さなんて気にしない」と意気込んでいたのですが、常時SIGMAのデカオモレンズを着けていると、ちょっとしんどいっていうのが正直なところ。

平気かと言えば、全然平気じゃない。

そんな訳で大のお気に入りだったSIGMA ART 35mmも、FE28mm f2の導入で最近はすっかり出番を奪われがち。今ではすっかり省エネ思考で、軽さも大事なスペックなんだとつくづく実感するようになりました。

本レンズは高いズーム比率を持ちながら、本体だけならその重さたったの325g。α6000(約344g)に装着しても合計重量は700gを切る驚きの軽さ。

先ほど触れたα7Ⅲ+fe28mm f2との組み合わせ(約850g)よりも150g以上軽く、手にしてみるとその重さは数字以上の差を感じます。

換算27-205mmがたったこれだけの重さに収まるのは、ミラーレスカメラの特権ですね。

気になるところ

やっぱりちょっと暗い

ここで言うF値の暗さとは、ボケ量ということよりも、感度の上昇を抑えたい場合でのF値の暗さのことです。

α6000はAPS-Cセンサーなので、フルサイズほど高感度耐性が高くありません。なのでできるだけISOは低感度よりで撮りたいところ。

このレンズは比較的ズーミングによるF値の変動が早い(50mmちょっとでF5.6に)ので、特にテレ側寄りでISO AUTOにしておくと思い外、ISO感度が上がっていることがあります。

最初に比較した2本の標準ズームはF4通しなので、同じ条件なら一段分感度を落とすことかできます。この一段の差は小さいようで大きくって、APS-CのISO400と800はかなり違いますからね。やっぱりF4通しは魅力。

まぁこの辺は割り切って、うまく付き合っていくしかないですね。

テレ端の周辺画質

全体的にしっかりした写りではあるのですが、やはりそれなりに弱いポイントはあります。

こういった高倍率ズームはズームレンジの端と端の画質が犠牲になりがちなんですが、本レンズも例に漏れずテレ端にウィークポイントが。

中央は他の焦点距離同様しっかりしたものなんですが、問題は周辺画質。開放ではやや甘く、絞ってもそれ程改善せず一段絞ったF8でもそこそこと言ったところ。それ以上絞ると逆に画質は悪化していきます。

まあそこも使いようですね。

そういったレンズの癖を理解して、普段はテレ端ちょい手前を意識して使っていこうかと思います。テレ端は緊急用かな。

まとめ

「とりあえず試し撮り」っていうくらいの軽い感じで持ち出してみたのですが、自在にフレーミング出来ることが楽しすぎて、あっという間に2、3時間が経ってしまいました。

高倍率な上、軽量でAFも早く写りも良し。まさに万能ズームの決定版と言った感じでしょうか。

自分の場合はα6000で利用しましたが、これからα6400の購入を考えている方には、このレンズがセットされた高倍率ズームキットをおすすめします。

日常の撮影はほとんどこなせてしまうほどのオールラウンドなレンズですので、ここを基準に好きな単焦点レンズなんかをプラスすれば、ますます撮影が捗るんじゃないかと思います。

1本持っておくと何かと便利なレンズです。