fe35mmf1.8レビュー

ほぼ子ども撮りメインですが、何らかの参考になれば幸いです。

掲載している写真はだいたい開放f1.8~F4くらいで撮ってると思います。

購入した理由

フルサイズデビューのお供としてSIGMA art35mmを使っていたのですが、そちらを手放す形でsel35f18Fを購入しました。

理由としてはartシリーズにおいて、もはやあるあるですらある大きく重すぎること。写りに関してはこれといった不満もなく今でも良いレンズだと思ってるのですが、シンプルに取り回しが悪い。

超悪い。

やはり標準レンズは軽い方が扱いやすいなあと、2年使ってようやく気づきました。

それと昨今の風潮として、大きな機材は少し悪目立ちするなあ、と感じることが増えたのも手放した理由のひとつ。

以前、フラグシップのボディ2台にデカい望遠レンズをつけたおっさんが、潮干狩り中の人を撮影中に警察に職質されてたところを目撃。それ以来なんだか大きな機材を使うときは、少し周りの目が気になるようになってしまいました。

何が写っていたのかは知る由もないので、おっさんがクロかシロかは分からずじまい。とは言えカメラ好きから見ても確実におっさん怪しかったので、職質も致し方なし。

兎にも角にもそれからというもの、”不審者っぽくない見た目”って大事なんだなという事を再認識。

機材をコンパクトにしたいと考えるように。

f1.4とf1.8の違い?

入替えに伴いサイズ感以外で大きく変わることといえば、開放f値の違い。

art 35mmがf1.4でsonyがf1.8なので2/3段暗くなる。

コンパクトさをとるか?開放f値をとるか?みたいな。そういう2択。

2/3段の違いって大きいとも小さいとも言い切れないなんとも微妙な差ではある。

▲SIGMA f1.4はこんな感じ

でF値の違いで直接影響がでるのは、シャッタースピードの優位性とボケ量の大きさ。

シャッタースピードに関して言えば、どうやらart35mmはT値が1.8に近く、単純な”明るさ”という部分でのアドバンテージはそもそもあまりなさそう(他のFE無印レンズのT値が1.8なのでこのレンズも同様かと)。

あとは純粋にボケ量の差で、どうしてもF1.4が必要かどうか?

フルサイズデビューしたころは背景ボケした写真を量産していましたが、最近ではそんなに大きくボカして撮ることもないので、ほぼf1.4を使うこともほぼ無くなりました。

子ども撮りで背景ボケすぎてどこだか分んない…っていうのは避けたいので。

ということで、今は必要ないかなと判断。

実際に購入し使ってみてf1.4とf1.8の違いは、『あるといえばある』し『それほどでもないとも言えばそれほどでもない』っていう、結局あまり影響がないっていう事実が確認できたくらい。

使用感

たぶん使い勝手でいえばEマウント最高の35mm。

レンズに求める最大公約数的なバランスでいえば完璧と言っても良いとすら思う。SIGMAart35mmと比べても、ボケ量以外ほぼ本レンズが上回っていて、かなり高次元なバランスで成り立ったよいレンズだと思います。

軽くてコンパクト

sel35f18fが発売されるまでfeレンズの35mmは

  • デイスタゴン
  • SIGMA
  • サムヤン
  • ゾナー

の4本。ゾナー以外はf1.4のレンズなのでそれなりのサイズと重量のレンズばかりで、35mmとしては取り回しに難がある感じ。

sonarはすごく軽くて小さいけれど、明るさがもう一声。

こんな具合で長い間Eマウントにはちょうどいい35mmが存在していなくて、「大きく重くて明るい」or「小さく軽いけどて暗い」の、少しバランスに欠けた2択から選ばなくてはいけなかった。

SIGMAを購入したのも、消去法みたいな感じだったので。

で、遅れてきたヒーローみたいなのがsel35f18f。軽量コンパクトでF1.8という過不足ない明るさは、全員の顔色を窺って出来上がったみたいな八方美人的な絶妙なバランス。

その甲斐あって、ちょうど良さは最高。

AF早い

ピッ!って合うし、無音。

走ってる子どもでもピントばっちり。

AFアップデート後のSIGMA artよりも良好なのはさすがの純正。精度は高く。速度は早く。

ブリージングも目立たないので、動画撮影にも向いています。

軽いのでジンバルとの運用も相性が良いと思います!

寄れる

ビヒダスはこれくらいの大きさで撮れる。

最短撮影距離は22cm、最大撮影倍率は0.25で簡易マクロ的に使えたり。

個人的にレンズの寄れる寄れないについては、あまり関心がないのですが(ほぼ寄って撮ることがないため)、寄れるに越したことがないのは確か。

「万能に」、「ストレスなく」と言う意味では抑えておいて間違いないところ。

画質もいい

これだけコンパクトでありながら解像度はかなりのもの。

絞り開放から抜群のシャープさで、ピークはF2.8~F4.0くらい。しっかり現代的な写りです。

開放付近での周辺部の描写は、art 35mmよりも良好だと感じます。

周辺光量落ちは大きめ。でも雰囲気出て好きなのであえて補正はしない。

あとパープルフリンジは割と目立ちやすいので、場面に応じて絞る必要があったり。

弱点はないとは言えないけれど、使いこなしでカバーできる範囲で抑えられてる所もバランス重視な印象。

よく言われるレンズの味みたいなものは薄め。そういうのに頼れない分、自分の腕があらわになる怖さがあります。

まとめ

最高にちょうどいい35mm。

あれば便利だけどなくても困らないっていうのが、35mmに対する個人的な見解なのですが、とりあえず持っておいて損は一品ではあるかと。

日常使いのお供にどうぞ。